思惑通りにいったためしがないのでは?

米国務長官、中国外相と北朝鮮の核放棄への道筋協議
中国を訪問中のライス米国務長官は10日午前、李肇星外相と北京で会談、北朝鮮が今月下旬に6カ国協議への復帰で米国と合意したことを受け、北朝鮮に核放棄を迫る道筋について協議した。

 ライス長官は北朝鮮の6カ国協議復帰に向けた中国側の働き掛けに謝意を示し「これからが本当のスタートとなる」と述べた。李外相は「朝鮮半島の非核化という共通の目標に向けて共に努力していこう」と応じた。

 長官はこの後、胡錦濤国家主席、温家宝首相らとも相次ぎ会談。中国の唐家セン国務委員が12日から胡主席の特別代表(特使)として訪朝するのを踏まえ、北朝鮮から核問題での柔軟姿勢を引き出すため、米中間で政策調整を進める。

 米政府高官によると、北朝鮮外務省の金桂冠次官は9日、6カ国協議で「朝鮮半島の非核化」を目指すことで米側と合意。しかし、北朝鮮は2月に核兵器保有を宣言、さらに核兵器増産の意向も表明しており、昨年6月以来、約1年ぶりとなる第4回6カ国協議は難航が予想される。


 北朝鮮という国を相手にするケースで思惑通りに物事が運んだ国やケースを私は知らない。私などから見れば北朝鮮などはただのキチ※イ国家なのだが、キ※ガイといえども国家対国家の話になると不安要因や利害が絡み、まともに言うべき事が言えなかったり、行使すべき権利が行使できなかったりする。日本などは国際社会から舐められているので北朝鮮もそれなりの対応しかしてこないのが現状。私のブログによくエントリーされるモノの根底に「日本は経済力というカードを上手く使い、国際社会に正当に認知され与えられるべき権利を渡されるべきだ」という発想がある。今のように「資金源」とだけ考えられるのは我慢がならない。平和憲法と経済国家。この二つを正当に国際社会に認知させる事に政治家は努めてもらいたい。
そんな日本の現状はさておき、「現在世界最大の大国アメリカ」と「将来の世界有数の大国の中国」が同時に北朝鮮に対して同じ思惑で行動を起こしたとしても、行動の形が軍事行為でない限り北朝鮮は思惑には乗ってこない。現在、中国が共産国家なのに経済発展をしている背景の一つに「体制の維持のためには国民の犠牲はかまわない」という思想がある。情報と金融にまつわる産業構造が共産党の完全支配下にある事でも証明できる。この事が偶然かもしれないが結果として体制と国家を守り経済発展を助けてきてしまった。

 同じように体制の維持が唯一の目的である北朝鮮はこの事を見ているはずである。従って体制維持の為には国民が死のうともなんとも思わないだろう。国の将来のためにも体制維持に全力を注ぐだろう。そうなった時、現北朝鮮のたった一つの切り札である「核」を手放すはずはない。後ろ盾が何も無くなる事を意味してしまうからだ。そうなると現体制の維持もできない。将来にわたる国家の繁栄も夢に消える。そんな状態で半島統一がなされれば韓国に吸収されての統一となり北朝鮮にとっては何も意味をなさない。そんな悪いシナリオの一歩目が核の譲歩になる。

 ソ連崩壊時のように、国外勢力から資金や物資を援助して国内の反体制派に体力をつけさせて内戦、体制崩壊なんてシナリオは北朝鮮には使えないと思われる。それほどに国内に強固な体制組織が構築されているようだからだ。外部から直接軍事行動でも起こさない限り北朝鮮の現体制を崩すことはできないだろう。逆に言えば、直接の軍事行動以外には北朝鮮は(国民の生命や財産を一部の階級の為に奪う行為になったとしても)困らないのだ。

 そんな北朝鮮に米中がどのように話を進めるのか、お手並みを拝見していこうと思う。

 仮に米中の思惑に乗ってくるような事態になった時でも、日本が北朝鮮に経済支援を行うような行為には反対させていただく。経済制裁が効果があるかも知れないと思われる時に支援してどうする?北朝鮮にはウソを並べられ、日本政府からも明確な方向性を打ち出してもらえない拉致被害者のご家族の事や、実際に拉致された被害者の方々のことを思えば支援なんかできるか!日本はアメリカや中国の資金源ではなく、立派な主権国家なのだ。正当に言える事は言い、行うべき事は行うべきだからだ。政治家の皆さん、同盟国といえども他国にへつらってばかりでは国益は失われますよ。

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